能登半島地震にできること

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個人的な想いを
ブログで綴るのは
思い出せないほど昔に感じられます。

元旦午後に能登半島をはじめ
とくに日本海側を襲った地震

被災された方々のご無事と
速やかなる起居安穏を願っています。

無念ながら命を落とされた方々の
ご冥福を祈ると共にご遺族ご家族さまの
お心の痛みがいくばくでも和らぐよう
お見舞いを申し上げるのみならず
微力ながらできることをして参ります。

東日本大震災の時は東京在住で
身動き取れずに支援金を送った後、
数年に1度訪れて復興支援するに
留まりました。

今回の能登半島地震では
友人が現地入りをして
人的支援を進めている脇目で

1月の約束や先約を無碍にもできず
この場でできることを通じて
支援する道を思案しています。

それは、
代表役員を勤める宗教法人における
公的支援とは別に

禅数秘普及協会の毎月事業の5%を
復興支援金に継続的に送らせていただきます。
(地震以降に設定した対象メニュー)

この建物は能登半島輪島市にある
曹洞宗大本山総持寺祖院です。

現在は横浜市鶴見区にある総持寺は
創建当時はここにあり

明治時代に現在の地に
移転しています。

この総持寺を開創された瑩山禅師の
700回忌記念法要が
この令和6年4月に行われ、

今年は全国から総持寺参拝に
多くの方々が訪れる矢先のこと

しかも祖院は2007年にも地震被害に遭い
復興したばかりなのです。

昨年まとめた当院の禅の系譜です。
インドのお釈迦さまから数えて57僧の方が
中国に教えを継承し、58人目の永平道元禅師から数えて40名の先人の威徳を讃えてお名前を毎朝唱えています。

つまりお釈迦さまからのこの流れにおいて

99僧目を継承する身にあり、
この系譜の中核を為しているのが総持寺なのです。

能登ー金沢ー福井ー静岡ー愛知ー長野へ
師匠から弟子へと禅の光統は続いています。

総持寺から曹洞の教団は形成され
総持寺がなければ曹洞宗はなかったのです。

私がこの日本に誕生することも
なかったかもしれないのです!

改めて自己存在の基盤を鑑みると

この積年に連なる法恩と感謝の思いから
もう一度、総持寺祖院のために
恩返しさせていただくべく
できることをしていこうと思います。

然るべき基金の窓口(←鋭意厳選中)に
1年間は続けていきます。

能登の祖院には1度参拝させていただき、
また禅数秘の事業としても

金沢から能登の企画を
催したことがあります。

千枚田の美しい田園風景や
現地でいただく輪島塩の
ラーメンの美味しかったこと!

友人たちと「また行こう」
というお店の名刺は取ってあります。

大丈夫なのだろうか?

和倉温泉に根昆布おでん他
一緒にいった仲間との感動を
思うと地元の方の笑顔を
思い出さずにはいられません

なにより、
能登を最初に訪れたのは
中学3年の夏でした。

所属していた軟式テニス部で
長野県2位になったら
北信越代表となり、
この能登の地で石川県代表の
朝日中学と対戦しました。

調べると朝日中学のある
七尾市も甚大被災しています。

あの時の対戦相手
その家族ご縁の方々は
果たしてご無事なのだろうか?

個人では勝つことができましたが
団体では敗戦した思い出が
能登をリアルに感じた最初。

そして今、
3度3泊訪れた縁を感じる地だし
何ができるかと毎朝お経を読みながら
アイデアがくるのを待っていました。

今日この頃は、
しっかりお唱えをして祈り

好きで始めた事業を推進していくことで
その心に賛同する方のお力を借りながら
ご縁の方と継続的に支援をしていくことから
始めていきます。

より詳しい支援の内容は
オフィシャルLINEメルマガ
お伝えしています。

お読みいただきありがとうございました。

禅数秘普及協会代表
曹洞宗 堯翁院22世 寺澤善雄

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