陰の女王より 

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 4の陰を検証せよ!

 真面目でコツコツ、既存の枠から外れることを避け、派手さはないが、堅実な人生を送る人『4』。なんだか、4のいい所を書いてるのに、どうにも、カタブツで面白みのない、真面目という言葉の前に100個くらい“クソ”がつく人物像を想像していませんかっ?(笑)

 ある意味、その通りです。ただね・・・・。人生って、ある意味で長いじゃないですかっ!たとえば 0~32歳、33~41歳、42~50歳、51歳以降ずっと!と、この禅数秘学的に、人生の時代?!生きる舞台?!に分けて考えてみると、若い時には、ルールに乗っ取り、決して羽目を外したりせず、無限に続くような修練の世界に、没頭している姿とかっ? お付き合いしたら結婚を前提に!と、言われたりとかっ? 新しさ・斬新さ・創造性といった世界観よりも、今、この現実に見えているもの、存在しているものに価値を置き、修練の継続から着実に成果を積み上げていけるのです。

 この4の人が、陰に傾いてしまうと・・・

 一言でいえば、石橋と叩いて!あっちも、こっちも叩いて・・・渡らないっ! もう少し、調べてからっ! とか、もうちょっと経験を積んで、ちゃんと出来るようになってから!とか、また、調べ尽くしてないから! エビデンスが十分でないから! ほらねっ(笑)、橋、渡らないでしょっ!

 口癖は、「ちゃんとしないと」「きちんとやらなくては」。外見、外観よりも、中身!質!へのこだわりは、現実的で機能性重視だし、コストパフォーマンスを推し量るバランス感覚は、素晴らしく長けている!ゆえに、4の陰の極みは、『偏屈な現状維持者』であり、それは安心、安全なところに身を置きたいからであり、その根底には、実は、こころの奥底に、自然体でいる事への不安や恐れがあるからなんだよね。

 

 なぜ安心、安全、安定が一番大事で、落ち着くのか?! なぜそんなにバリケード?! 安心と言う名のっ! 安全と言う名のっ! 安定と言う名のっ! バリケードが必要なのか?

 それは、4の方って、型が決まってると楽なんだよね。すでに存在しているものを、よく考えずに受け止めていくんだ。近しい方をオートマチックにお手本とし、同じように真似たり、繰り返したりするうちに、それらを当たり前の習慣にしていくから、今度はその習慣を、先行している世界のものとして基づいて歩みを進んでいく。

 それが道を外れないで普通で安心なわけ。華道、茶道、柔道、剣道などの世界で、大成する人も多いよね。もちろん、法律を遵守するという意味では、弁護士、判事、警察官、警備関係もそうだし、保証を預かる保険関係、正しくきっちりと言う意味では、経理会計財務・税理士・公認会計士とかね。

 でもね、4のハートの声! 安心、安全の裏側って、なんなんだろう? ルールや規律、常識とされているもの、形式や枠・・・・・。それで、何を守っているのだろうか?

あるがままの自分

 

自然体の自分

 

自然と戯れ、大きく手を広げて深呼吸し、

 

土の上、芝生の上、砂浜を裸足で歩き、

 

風の中の息吹や運ばれてくる香りを感じ、

 

ふと、足元にころがる石をみて、

 

この石が、今ここに存在する前の壮大な旅を感じ、

 

その自然の中に存在する自分を知る!

 2の感受性の豊かさと受容する力 × 2倍= 4。2は人に寄り添うけれど、4は物・形に寄り添う気質が加わると安定した空間の形成であり、現実的で実利を伴う、整然とした空間の実現! 冒頭で、人生、意外と長いじゃないですかっ?って、書きましたが、4に人は、本当に大器晩成型で、お掃除、整理整頓得意で、堅実で、パッと見は、パッとしないのだけど、噛めば噛むほど味がある:スルメさんタイプなんですよね!

 大切な点は、自然のままでいたい!あるがままでいたい!ストレスなく生きたい!といった、心の欲求を無視せずに、握りしめている今までの枠組みを取り去るのではなく、少しずつ!ひとつづつ!広げていくことなんです。

もう、そんなに狭い価値観の中で生きなくても、あなたは十分、力を蓄えてきたから、大丈夫! くつろぎをたっぷり与えて自然体でナチュラルに生きることで、いままで培ってきたものも、さらに開眼開花していきます。広葉樹の葉なき冬の姿や、岩にしみる水の流れ、枯れた草木の中に次の生命力を愛でる感性。4の持つエネルギーは、大地に足をつけ、土とかかわり、自然を受入れ行く中で、その人生の土台作りの深さと広がりが、真の安定へと導かれていくことでしょう。

 5の陰を検証せよ!

 5ってね!しっちゃかめっちゃか!支離滅裂! 好きな言葉は自由と冒険!好きなことは旅!嫌いなことは、おんなじことの繰り返し! 毎日、決まったルーティンって、「なんじゃそりゃ~!」な感じなんだよね。5って1桁の数字、1~9の中で、真ん中ですよね。つまりこれって、前も後ろも、右も左にも意識とばしていて、その場の空気をつかむのがもの凄くうまい!

 人の話も意見も聞けつつ、独特の感性で創造的なエネルギーを発出し、なおかつ、一定の基盤、枠、型を尊重できる実に器用で行動力のある人っ!というのが、5の素敵なところなわけです。どんな人とも話合わせられるし、また、興味のあることに関しては、体験、経験しないと気が済まないので、いろんなことやってる!行ってる!参加してる!

 ゆえに、どこどこに行った話!OK! こんなもの見つけた!OK! こんな仕事の事!OK! 等々、本当に話題も体験談も豊富! ゆえに、ポンっと参加して、パッとその場の空気読んで、さっと溶け込んで、ガサッとその場の空気を自分の空気に変えて去って行く! まさに、嵐のようにやって来て、嵐のように去って行く人! なんだよねぇ~!

 そんなパワフルで行動的で、快活なイメージの5の陰って、なんだろうねっ?!

まぁ~、何事にも陰と陽があるのだから、上記を陽と捉えるならば、その逆を考えてみれば、いいわけさっ!

「行動量と情報量は比例する」って、言われるとおり、良く動き回っている5の人の持つ情報量は、確かに凄い! だからこそ、どんな人ともそこそこ話を合わせられるし、そこそこ知ってる! 

 陰への伏線は、この→『そこそこ』←なのよ!

広く浅くと言えば、聞こえがいいが、なんでもかんでも手を出して、次から次へと移り替わり・・・・。 でっ?いったい、何がしたの? 何が出来たの? 何が残ったの? ←と、問われると・・・、何もなしっ! 器用だけど中身のない人に終わるパターンがいるいるいる!

 その上、5って、ワクワク、ドキドキ!刺激や変化に目がないから、やる?やらない?と聞かれたら、もちろん、やる!方を選ぶし、選んだ瞬間、もう行動起こしてる。石橋叩いて、なかなか渡らない4の人からしたら、危なっかしく見えるだろうね〜。

 この刺激が快楽の方に向いてしまうと、どんどんのめり込む依存症になりやすいんだよね。買い物、アルコール、薬物、セックスとかね。またさ、安定志向が皆無なので、静かで穏やかで同じことの繰り返し的な状況に身を置くと、それは、停滞とか、型にはまると感じてしまうので、形骸化するものに対して、破壊してでも変化させようとするんだよね。これが、必要な時、状況であれば、改革者!パイオニア!的なヒーロー扱いになるけど、周りの希望と乖離していたら、ただの破壊者! 

 こういうと、5の人、身も蓋もないよね。でもね、5は五芒星・火の数字・落ち着きのなさ・長続きしないなど表すけれど、それがあるから、火のような力強い創造力! 爆発的な行動力!を生み出すことができるわけ。実は5の人にとって、器用に5つくらいの仕事?!プロジェクト?!等を同時進行させて進める(本人的には転がす)って、全然大変じゃなくて、むしろゲーム感覚で出来ちゃうんだよね!

 だからね、5に人にとっての陰の成熟はさ! 実は、得意なようでいて、うまく使いこなせていないコミュニケーション! 相談と報告!なんだよね! 5は第五チャクラに代表されるように、話すことは、全般的に得意よ! でも、それは、外向けののほうが得意でバーバルも強いかな?!

 自分にとって大切な家族、パートナー、友人、仕事関係といった、比較的日常的に接する人々に対して、どんどんどんどん、一人で先に進まないでっ! 一週間前の約束を忘れないで! 変わってもいいから、変わったこと、教えてっ!

 あなたは自由人のままでいい。人からも、場所からも、時空からも! でも、今、ここは3次元! 時々は自分の根っこを意識して、コミュケーションをとってもらえると、周囲には、あなたの援軍、意外といっぱいいるかもですよ!

 6の陰を検証せよ!

 6は『愛・美・調和』の数字と言われ、献身的で母性的な愛に満ち、家庭的な面倒見の良さがあり、自分と他者、あるいは環境との調和を重んじるところから、真・善・美を第一に尊ぶ傾向があるわけです。

図形で6をあらわすと △ + ▽ 六芒星。二つの三角形が重なる形。6は、自分と相手といったなかで、愛から始まり、相手との心を調和を求めます。調和は愛に基づき、調和で愛は育まれます。他者との関わりがあってこそ愛が発動する数字。母親が子どもを宿し、おっぱいをあげ、下の世話をし、というように、無性の愛から始まるわけです。

ただし、愛情の裏返しには、嫉妬や憎悪があり、母性的な良かれと思っての行動(お世話)が、陰に傾くと過剰になり、過干渉・過保護に走ったり、愛情豊かに見守っていた姿が、こと細かに言動に首を突っ込み、その一言の中に、相手にとっては、そこまで見てたのぉ~!?的な姿に映ったりするわけです。心のなかではうざがられているかもよん?

優しさと厳しさ、愛情深さとそれが受け入れられなかった時に、6は陰へと変容します。まさに、6の持つ『陰・陽』の関係なわけです。また、6のもう一つの特徴として、真実を見抜く力の素晴らしさがあるのです。つまり言い換えると、6の人の前で、どんなに取り繕っても、嘘は見抜かれます。 

もちろん、本人にも、そこは受信機バリバリですから、陰に傾くと、その正統性を掲げて、厳しい審判を下し始めます。こんな時の6ほど、強く怖い存在はありません。対外、6の言い分は100%正しいことが多いので、歯向かっても太刀打ちできません。この状態の時の6は、にこやかで柔らかな印象は消え、言葉はきつく、目は冷酷さで静かに輝き、その批評家!評論家!ぶりは、すさまじいのです。

 では、どうしたら、ニュートラルに戻れるのか?!

 6のもつど真ん中のテーマは、『愛と美と調和』です。愛から始めた行動に、必要以上に「ギブ&テイク」に傾いてないですか? 本当に、愛から発動したものであれば、本当に自分のハートに正直に行動していたら、愛情を尽くした行為そのものが、喜びであり生き甲斐となり、その姿がそのまま目指すところの「美」であり、「調和」の果実が生まれる瞬間! 6の成熟の姿は、まさに『ギブ&ギブ』の世界観の実現です。

 自分の言葉にこわばりや、ジャッジに走る行動を顧みて、自分で自分に気づけたなら、柔和で寛大なロマンチストで素敵な審美眼(センスの持ち主)! 心穏やかにエレガントに佇む高潔なご自分に帰っていけます。その姿がまた魅力なんです。6にとっては「ごめんね」のひとことがとっても重要。言うのも、言われるのもね。

 人の嘘を見抜けるあなたなら、ご自分の嘘も見抜けるはず!『ギブ&テイク』の精神が底に流れていたら、その思いを認めて手放すこと。本当に必要なお世話や気遣いは、そんなに多くないし、そんなに多くのこと慈善事業みたいに出来ないですよね?

 唯一! 『ギブ&ギブ』の精神を保てるものだけに、エネルギーを注ぎましょう。

そうしたからといって、いいまでの「ギブ&テイク」の関係性がすべて消えてなくなるわけではないことを知りましょう。むしろ、真実の関係性にスポットがあたり、生きやすくなります。愛情豊かで、審美眼に優れた、自分にも他者にも地球にも優しい、6として成熟・開花されることをお待ちしてますね。

陰の女王より

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